Roland RD600 修理 備忘録
Ast で稼働しているRoland RD600の鍵盤が沈み込んでしまいました。
Roland RD-600は、製造完了から17年以上経過していますが、まだまだ現役です!
しかし、肝心の修理パーツは、なにかと入手が難しい現状なので、スタジオでセルフ修理を行いました。
写真をご覧いただくとわかる通り。
下がったまま、上がってきません。
分解されている姿がこちら。
RD-600はさすがの構造。
メンテナンスのしやすい作りになっていて、外すネジの数も合計12本程度でここまでコレちゃいます。
下手にネジを外すと、かなり面倒なことになるので、慎重にネジを判断。
場所がわかっちゃえば、朝飯前です。
鍵盤したにセットされているハンマーパーツがこちら。
手前のハンマーパーツは完全に樹脂が割れて、折れた状態になっています。
経年変化で樹脂が痩せて、重り周辺から自然と割れてしまっていました。
割れとの状態、またハンマーパーツの重さが劇的にかわるのも問題があるので、補修品になやみました。
その中で「試しに」と選定したのが、「武藤商事 プラリペア」です。
残念なことに、ハンマーパーツの材質自体が不明のため、確実なことはいえないのですが、ABS樹脂かポリプロピレンだと予測していました。
プラリペアはポリプロピレンの接着はNGなのですが、今回は、接着+補強目的なので、問題にはなりませんでした。
そして、接着・補強したハンマーパーツがこちら。
写真手前のハンマーパーツは、接着・硬化後に形を整えてあります。
奥のハンマーは、まだバリがあるのが目立ちますね。
補修テストで行なった工程なので、結果はどうなるかわかりませんが、RD-600の修理の備忘録としてブログ掲載させていただきました。
なにかお役に立てれば幸いです。
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