音楽のジャンルってたくさんありますよね? <Part,3>
Part,2で宣言した通り今回は、【ミクスチャー】、【カントリー】、【ポップス】を動画と共に一緒に学びながら聴いて行きましょう。
【ミクスチャー】
和製英語なので日本特有の呼び方みたいです。色々なものを「混ぜた」音楽。そのまんまですね。ロックやメタルを基盤として、ファンクやラップを取り込んだり、ハードコアにレゲエを混ぜたり、そのジャンルとしての自由度は高いと言えます。 ラウドロックなど曖昧な分類のものもミクスチャーと称されることがあり、「クロスオーヴァー」とも呼ばれるそうです。(自分知らなかったです…。)
例としては、、、
<Red Hot Chili Peppers - Around the World - Live at Slane Castle>
ラップロック、ファンクロックの代表的なバンドですね。ただ長い活動のなかで音楽性も変化し、曲によってそのジャンル分けは異なるためバンドとして1つに定義することは困難です。
<Good Charlotte - Girls & Boys>
このバンドもミクスチャーと言われる代表バンドだと思います。人によっては、ジャンル分けは難しいと言われる方もいると思いますが…。
<Dragon Ash - FANTASISTA>
日本だとこのバンドが有名ですね。彼らは自ら「ミクスチャーロック」と名乗っています。
【カントリー】
西部劇のような古き良きアメリカを想像する人も多いと思いますが、それはあくまでカントリーミュージックの一部です。ルーツをたどるとアイルランド系、イングランド系、スコットランド系移民がアメリカに持ちこんだ民族音楽…等々あり、土着の黒人音楽の融合から生まれたものなんだそうです。ポップスの母体、元祖ロックとも位置付けられます。
楽器編成はギター、ドラム、ベースに加えフィドル(バイオリン)、バンジョー、マンドリン、ピアノ、ハーモニカ等が用いられます。
例としては、、、
<George Jones - It's Finally Friday>
聴いてる人を包み込むような独特の声が特徴です。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」に選ばれていますが、2013年4月26日亡くなりました。
<Taylor Swift - We Are Never Ever Getting Back Together>
カントリーと聞くと渋い年配のおじさんが歌うのを想像してしまいますが、テイラー・スウィフトも立派なカントリー歌手です。ポップスよりで馴染みやすい形式ではありますが、子供の頃よりカントリー・ミュージックに憧れ、その精神は受け継がれています。
【ポップス】
「ポップス」というのは和製英語であり、本来は「ポピュラー音楽」と呼ばれます。クラシックや伝統音楽はこの類ではありません。
これとは別に「ポップ・ミュージック」という言葉がありますが、これはロックから派生した特定の音楽ジャンルであり、これも「ポピュラー音楽」に属します。
例としては、、、
<Simon & Garfunkel - The Sound of Silence>
1967年にアメリカで制作された青春映画の『卒業』は、1967年にアメリカ合衆国で制作された青春映画のテーマ曲として有名ですね。日本では、1994年に放送された『人間・失格 』の主題歌、<冬の散歩道 (A Hazy Shade of Winter)>で聞いたことがある方もいるはずです。
<Frank Sinatra - Theme from New York New York>
フランク・シナトラは、ジャズポピュラー歌手では有名です。
ここで1つ日本人としては【J-POP】とは一体なんなのだろう?と思いますよね。
その名の通りなんですが、日本のポピュラー音楽を指すものであり、主に1990年代から若者を中心に流行した音楽全般を指します。作曲者と歌手が分かれているものが多く、パフォーマンス重視、流行に合った曲を生産する「産業ロック」とも言われています。大手レコード会社などによる商業性の影響が強く、売り手側が分類したジャンルという意味で全く新しいものなんです。
…とジャンルを掘り下げていくともっとたくさんのジャンルがあります。その用語をあえて使用すると、ポップパンク、スカパンク、メロコア、ハードコア、エモ、グランジなどなどたくさん名前がでてきてしまって収集が困難となってしまいます…。
そのため、今回取り上げた【音楽ジャンル】に関しては、ほんの一部であり、動画をみてもらい耳で聞いて、なんとなくでもわかって貰えば幸いです。
-最後に-
今まで基本的な【音楽ジャンル】という所に焦点を当ててきました。
最後の「J-POP」に関しては、「ロックなのか!?」って突っ込みたくなる部分もありますよね?
そうなんです。その音楽がロックなのか、パンクなのか、はたまたカントリーなのかと言う事を決めるのは、その音楽を聞いた自分自身なんです。
友人と、あるバンドのジャンルについて話している時に「え?違うよ!そのバンドってパンクなんじゃないの?」とか、「あれはラウドロックでしょ!?」などという言い争いになった経験がある方もいるかと思います。
【音楽ジャンル】と言われるカテゴライズは、実は、それを売り出している会社が消費者にわかりやすいようにカテゴリー化されたものなのです。
例えば、メタルバンドとして売り出しているアーティストがいるとします。しかし、取材をして話を聞いてみたら、彼らには全くその認識がなかった。と言う話も実際に音楽雑誌を読んでいる方は目にしたことがあると思います。
そのため、1つのバンド、ないしは1つの音楽に対して、各々へのジャンル認識が違ってくることは間違いではないんです。
言い方を変えると、【音楽ジャンル】とは、「オーディエンス次第」って事にもなります。
個人的な解釈になってきますが、例えば、あなたがバンドを組んでいるとして、「ジャンルは?」と聞かれたら、「ミクスチャーですね。」と答えておけば誰も文句を言うことはできないと思います。
または、「リンキン・パーク(←自分のバンド名で結構です)ってジャンルなんだよ。」っていうのも有りかと思います。その要素の中に、ロックだったり、パンクだったり…に影響を受けましたと…いう話になりますね。
今回紹介してきた【音楽ジャンル】は、あくまでも、そのCD会社が消費者にわかりやすいようにカテゴリー化されたもの、と思って頂ければ良いと思います。
その中でも代表的な、【音楽ジャンル】、と言われる音楽をとりあげたに過ぎないのです。
結果、ジャンルを決めるのは、その音楽を聞いた自分。ということを頭の片隅に置いて貰えていれば結構です。
【音楽ジャンル】についてもっと知りたいとなった時、【ジャンル】に焦点を当てるのではなく、その背景、つまりは音楽の歴史をたどっていくとおもしろい事がたくさん発見できると思います。
自分はまだまだその歴史については勉強中です。
なのでPart,1〜3まで、共に聞いて見て一緒に学んできました。
以外と、【音楽ジャンル】って統計論なのかもしれませんね?
と最後に思いました。
ご観覧ありがとうございました。