音楽のジャンルってたくさんありますよね?<Part,1>
バンドをやっていて「あなたのバンドのジャンルは?」とか、「あのアーティストのジャンルって何?」って聞かれたことは誰しもあるはずです。
正直自分も正確には答えられないことが多いのですが…。(個人によって捉え方は異なると思っているので。)
そこで、少しだけ動画も踏まえて、この世に普及している音楽ジャンルというものを一緒に紐解いて行きましょう。
今回は<Part,1>ということで、【R&B】、【ロック】、【パンク】、【テクノとハウス】を学びながら聴いて行きましょう。
【R&B】
リズム&ブルースの略ですね。文字通り「音を楽しむ」ための音楽。黒人差別問題が根強い時代に発展した黒人音楽の一種です。白人には真似できない声の厚さで叫ぶように歌い上げるのが特徴です。ここから後の時代にソウルやファンクが派生してきます。
例としては、、、
<THE PLATTERS - ONLY YOU>
誰でも聞いたことのある名曲ですね。
<ベン・E・キング - STAND BY ME>
これもまた誰でも聞いたことのある名曲です。
【ロック】
R&Bに大きく影響を受けています。50年代にアメリカで生まれた「ロックンロール」を起源として、8ビート、スリーコード、エレキギターを基調とするサウンドが特徴です。ギター、ベース、ドラムで構成されるシンプルなバンドスタイルです。
細分化するとインディーロック、オルタナロック、ハードロック、パンク、サイケ、グランジ、プログレなど時代を経て多様な変化を遂げていきます。
例としては、、、
<CHUCK BERRY - JOHNNY B GOODE>
この曲は、洋画「BACK TO THE FUTURE」の主演マイケル・J・フォックスがギターフレーズを弾いていた部分もありましたよね。
<くるり - Liberty&Gravity>
日本でもロックは独自の変容を遂げていますが、どうしても本場アメリカ・イギリスの流れを追う形にはなってきていますね。
【パンク】
パンク・ロックの略でロックから派生した音楽です。「チンピラ」という意味を表し、当初は反体制的・左翼的なメッセージを含んだ若者たちのレジスタンスのような様相を呈していました。音楽的な特徴としては、パワーコードなどを用いることで簡素化されたロック、ヘッドバンキングなどのいわゆる縦ノリができるということです。
派生してポップパンク、メロコア、ハードコア、エモなどとなっていきます。
例としては、、、
<Sex Pistols - Holidays In The Sun >
彼らは1976年にイギリスでデビューしたまさしくパンクの第一人者です。
<Green Day - Basket Case>
ポップパンクとメロコアも分けづらく、パンクの中でもポップでメロディアスなものはこれらに分類され、力強いギターが加わればパワー・ポップとも称されます。彼らの代表作ですね。
【テクノとハウス】
いわゆるクラブで流され、踊れる電子音楽は、ハウスとテクノです。混同されやすいですが違いはあります。テクノは自由度が高い言ってしまえば何でもアリの音楽です。例えば、コード進行・リズムにおいて音楽理論を無視していてもオッケー的な感じの音楽です。
一方ハウスは、四つ打ちのリズムを基本とし、同じメロディを繰り返すことが多いダンスミュージックです。耳馴染みがあり、聴くと思わず体がノッてしまうような一般受けしやすいものですね。
例としては、、、
<Kraftwerk - The Robots >
踊ろうとすると何か違和感を感じませんか?このズレがテクノに許された自由さでありジャンルの特徴でもあります。
<Inner City - Good Life (Magic Juan)>
ハウスの大ヒット曲です。踊りやすいでしょう?あと歌モノというかメロディーが心地いいのもハウスの特徴ですね。
実際に音を聞いてみると、各々の特徴が多少なりとも解ってきますね。
今回は<Part,1>ということで、ここまでとしたいと思います。次回の<Part,2>は、【EDM】、【ヒップホップ(ラップ)】、【レゲエ】、【ジャズ】を動画と共に一緒に紐解いて行きたいと思います。